小学校1年生から通信教育 ストレス

子どものストレスの特徴

子どものストレスに対する反応はどのようなものがあるのでしょうか?

 

それは大まかに分類すると4つの分野に分かれていて、

  1. 脳内に浮かび上がるストレス反応 (不安や悩み など)
  2. 心の部分(気分や感情など)に現れるストレス反応 (イライラや憂うつ など)
  3. カラダに出るストレス反応 (お腹やアタマが痛くなる、眠れなくなる など)
  4. 行動として現れるストレス反応 (いじめや引きこもり、モノにあたる など)

に分けることができるそうです。

 

お子さまに上記のような状況が見られた場合、
保護者としては注意が必要となります。

 

特に、
子どものストレス反応としては、
体調の不良などを訴える身体化
ペットや弟妹をいじめたり、友達とけんかをしたり、モノを壊したりなどの行動化が多く見られるようです。

体調不良に観られるストレス反応の場合の注意点

お子さまが体調不良を訴えてきた場合、
例えば、
「お腹が痛い」とお子さまが訴えてきた場合、
すぐに「ストレスが原因かも。。。」と考えるのではなく、
まずは病院へ行き、
医学的に問題があるのか?無いのか?をしっかりと把握し、
医学的な問題が把握できなかった場合は、
ストレス由来の腹痛ではないかと考えてみましょう。

 

体調に関する子どもからの訴えがあった場合は、
素人判断せず、
まずは医学的な判断を受けるようにしましょう。

 

たとえ年がら年中、
体調不良を訴えてきたとしても、
自分で「何かストレスがあるのでは?」と決めつけるのではなく、
しっかりとした診察を受けることが第一です。

行動に出るストレス反応への注意点

子どものストレス反応としてよく見られるのが、

  • 誰かをいじめる
  • 誰かに意地悪をする
  • 生き物を痛めつける
  • 暴力を振るうようになる

などの行動に表れるパターンです。

 

これらの行動は、
誰かに迷惑を掛けたり、傷つけたりしてしまうので、
人として許されないこととしてしっかりと辞めさせる必要がありますが、
辞めさせるだけでは、
原因となるストレスを発散できなくなり、
もっと重大な悪事につながってしまうかも知れません。

 

ですから、
このような場合は我々保護者が別のストレス発散方法を提案してあげる必要があります。

 

ネットなどで書かれているストレス発散方法としては、
紙やティッシュなどをひたすら細かくちぎる方法や殴り書きしてよいモノを与えて書かせる方法、
サポートしてくれる人やモノを想像する方法などが良いとされています。

 

なかなか子どものストレスを上手に発散させるのは難しいことですが、
こちらの本にはいろいろな方法が分かりやすく説明されていますので、
興味のある方は手に取られてみては如何でしょうか♪

 


親として気を付けなければならないこと

子どもがストレスを感じることで多くの原因を造っているのは、
私たち親だったりします。

 

ありがちな行動としては、
兄弟姉妹など他の人と比較して注意をしてしまったり、
子どもの行動や考え方を頭ごなしに否定したり、
何かをしても褒めてあげなかったり注目してあげなかったり などなど、
ついついしてしまって子どもにストレスを感じさせてしまっています。

 

ストレスというのは、
ストレスを感じたときにしっかりとサポートしてくれる人が居ると居ないでは大きな違いがあるそうです。

 

私もよく反省しますが、
子どもにストレスを与える存在ではなく、
ストレスを軽減させることができる子どもをサポートする存在でありたいと思っています。

子どものストレスを感じたら

子どものストレスを感じ取ったら、
親がすべきことは、
しっかりと寄り添って話しをしっかりと聞いてあげることでしょう。

 

小さなお子さまの場合、
まだまだお話しするのが上手でなく、
伝えたいことを言葉にできない場合もあるかも知れませんが、
しっかりと聞き役に徹し、
子どもの考えや価値観、好き嫌いなどを聞いてあげることが重要だそうです。

 

子どもが話している途中でああだこうだと口を挟み、
親の考えを押し付けるのは最も良くないことだそうです。

 

子どもの話をしっかりと聞き、
子どもがどうしたいのか、どうしてほしいのかを確認し、
この後どうしたら良いのか問題解決方法を話し合い、
子どもにその解決策の方向性を判断させることがもっとも大切だそうです。

 

 

子どものストレスへの対処方法は、
親が子どものことを普段からしっかりと見ておくことが重要なのだと思います。